ArchiCADでカレ邸を作ろう企画の9回目。
まだブロック程度ですが建物の形が立ち上がったので、地形を作成しましょう。
地形モデルは建物の1FLとは別に作成したGLに作成することもありますが、今回は建物と同じ1FL上に作成します。
参照図面を配置図にして、メッシュで作成していきます。砂利の道路の部分とグリーンの芝生面を別々にトレースします。
メッシュを作成したら、等高線に沿ってポイントを作成します。
やり方はいくつかあると思いますが、今回はマジックウォンドを使います。まず最初にメッシュとは別に、ポリランツールを使って各等高線をトレースします。
ここでは正確さは問題にならないので、細かいことはあまり気にせず、どんどんトレースしてゆきます。
ひとまず等高線1本の描画が終了したところ。緑色に選択されているのが今入力したポリラインです。
次に、等高線を追加したいメッシュオブジェクトを選択したまま、メッシュツールをアクティブにします。
その状態でスペースキーを押しながらポリラインの部分にカーソルを近づけると、マジックウォンドが使える状態になります。
アイコンがマジックウォンドになっているのを確認して、ポリラインをクリックすると、下図のようなウインドウが出てきます。「ユーザーの尾根に適合」以外に選択肢はないので、このままOKを押します。
この操作で、等高線ポリラインに沿ったメッシュのラインとポイントが追加されます。
同じやり方で、等高線全部のラインをメッシュに追加した状態です。
上図と同じ状態を、3D表示で見たところ。
敷地はまだ平坦ですが、ひとまず等高線付きの地形ができました。
作成した等高線上の全てのポイントについて、それぞれ高さを変更していきます。
等高線の間隔は1mのようですので、エントランスの前を0として、南側の軒先部分が-900、以降-1000ずつ下がってゆくように入力していきます。下図は-1900のポイント調整をしているところ。
全てのポイントの高さ調整を終えました。
このままではイマイチ起伏が分かりにくいので……
メッシュの設定画面で、「全てをシャープ」を「ユーザー定義をシャープ」に変更します。
これで、入力した等高線以外の面は滑らかになりました。
砂利の道路部分も等高線に合わせて高さ調整しています。
本日はここまで。
最後まで御読みいただきありがとうございました。