ArchiCADでカレ邸を作ろう企画、第6回目です。
壁と屋根の概略が立ち上がってきましたので、今回は床を作ります。
下図ではまず、エントランスホールの部分の床を入れています。ここはタイル貼り仕上げの範囲で、設定した1FLに対して±0です。
続いて、一段下がったリビングルームの範囲を。
こちらはフローリング仕上げの部分。
今回は構造体と仕上げの区別を付けずに入力しますので、レベルと仕上げの種類を意識しながら入れてゆきます。
外壁については壁のほうが勝つ形ですが、内部間仕切りについてはスラブのほうが勝つ形で、スラブ同士に隙間が無いように入力してゆきます。
平面図ビューでスラブを入れた段階では、ひとまず全てのスラブが同じレベルになっています。(もちろん最初からレベルを意識して入力することも出来ます)
こちらのレベルを、断面図ビューから調整してみましょう。
断面図を見ながら、リビング側のスラブを下げます。
例によって画像の図面なので寸法ははっきりしませんが、エントランスの床レベルに対して-1000と設定。
後から断面図を作成することも多少意識しながら、スラブの範囲も調整します。
1階全体のスラブをひとまず入力し終えたところ。
リビングと書斎の部分のみが-1000で、他は全て1FL±0です。
上記の状態で、エントランス~リビングを3D切断で見たところ。
ご覧の通り、1階の壁の下端が1FL±0になっているので、リビングの下がったスラブの範囲だけ隙間が出来てしまっています。
リビングに絡む壁の下端は1m以上下げないといけません。
この作業をしていて気づいたのですが、屋根にクロップした壁の下端を下げると、クロップした上端も一緒に下がってしまい、屋根との間に隙間が出来てしまいます。
クロップ解除して再度調整すれば問題は無いのですが、高さ調整のたびにこの作業が発生するのは面倒です。
そこで、斜め屋根への壁の調整は、基本的にソリッド編集の「上方向に減算」を使うことにします。
本日はここまで。
最後まで御読みいただき、ありがとうございました。