ArchiCADでカレ邸を作ろう企画、第5回目です。
前回作成した大屋根に対して、壁の高さを調整していきます。
前回終わりの時点での形を再掲します。突き出ている壁、逆に足りない壁がありますね。
高さ調整の前にまず、屋根の平面形状を壁面に合致させましょう。
下図の部分では、屋根のラインが壁の中に埋もれていますので、この辺を外側に水平移動してやります。
ペットパレットから「辺を移動」を選んで辺を動かしながら、壁の上部の角にスナップさせて合わせます。
ここでは82.9mm移動することになりました。
上記と同じ操作を、他の全ての辺についても行います。
この後に「屋根にクロップ」(屋根面で切り取り)という操作を行うので、大屋根に直接当たる壁についてはあらかじめ、屋根を突き抜けるように伸ばしておきます。屋根に届いていないと、クロップの操作を行うことが出来ません。
対象となる壁を全て選択し、適当な位置で右クリックして出てくるメニューの中から、「単一平面屋根までクロップ」を実行します。
下図のようなウインドウが出てきます。
ここでは「要素上部をクロップ」にチェックを入れます。デフォルトでそうなっているかと思います。
もちろん傾斜面に対して下部を切り取る場合は、下部をクロップを選びます。
クロップを行った後の状態です。
ひとまず壁と屋根の形はカレ邸らしくなりました。
前回~今回で大屋根を入力したのと同じ操作で、低いほうの屋根も作成しました。
また、1階の庇部分も入力しました。
ここは屋根ツールではなく、水平なスラブツールで作成しています。
軒樋の部分は後で断面形状で作成します。
今回はここまで。
最後まで御読みいただきありがとうございました。