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ArchiCADでカレ邸を作ろう 03 壁を作る

ArchiCADでカレ邸を作ろう、第3回目です。

今回はまず壁を作ります。

 

階高設定は、断面図(の図形上の)寸法より、以下のように設定しました。
基礎、地下部分の平面図は全く見つかりませんでしたが、キッチンの下あたりに地下室があるようです。美術品の収蔵庫等があるのだと思います。
今回はフロアだけは作ってみましたが、もしかすると地下は作らないかも。

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建物高さについても、下掲の断面図を元にして設定したのですが、後から考えるとここよりもっと高い点がありますね。まあひとまずこのままにしておきます。

Aalto.Maison_Carré.planos62階の床があるのは平面全体の一部分ですし、壁の高さは後から調整するとして、ひとまず2FL±0にリンクさせておきます。後からフロアレベルを変更する可能性を考えると、明らかに途中で止る壁以外は、上部フロアにリンクさせておいたほうがいいです。

ひとまず外壁についてはビルディングマテリアル(右上の設定項目です)は「一般」にしておきます。
この建物はRC造のようですが、今回作成している外壁は仕上げ(漆喰塗タイル、石貼等)も含めた外形であり、ビルマテをコンクリートにする必要は無いでしょう。

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ちょっと端折りますが、1階の外壁・内壁が一通り入力し終わったところ。
カレ邸の通り芯設定が分からないのですが、ひとまず右上(南西の角)の壁芯にX軸Y軸の通り芯を配置します。
平面図作業ではあっても無くてもそれほど変わりはないですが、断面図/立面図作業では通り芯があったほうが作業しやすいです。
下地がコンクリートではないと思われる内部間仕切りについては、後の工程でビルディングマテリアルを変えるつもりです。

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上図と同じ状態を、3D表示で見たところ。
単純に均一高さで壁を立ち上げただけです。各部の高さについては、床や屋根、地形などが出来てきた段階で調整が必要です。

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1階と同じようにして、2FLのビューに移動して2階の壁を入力し終わりました。
向かって右のほうは傾斜大屋根が下がってくるところですので、ある範囲は1階の壁が立ち上がってくることになります。

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上図と同じ状態を、3D表示で見たところ、均一高さの箱組が積み木状に2段重ねられているだけですね。
次回は屋根を入力してゆきます。

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